なんばんぎせる (南蛮煙管)
学名 |
Aeginetia indica |
日本名 |
ナンバンギセル |
科名(日本名) |
ハマウツボ科 |
日本語別名 |
オモイグサ(思草)、オランダギセル、キセルソウ |
漢名 |
野菰(ヤコ,yěgū) |
科名(漢名) |
列當(レツトウ,lièdāng)科 |
漢語別名 |
蛇箭草(ダセンソウ,shejiancao)、僧帽花(ソウボウカ,sengmaohua)、煙管頭草、焼不死 |
英名 |
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辨 |
ナンバンギセル属 Aeginetia(野菰 yěgū 屬)には、東~南アジア・カメルーンに3-4種がある。
ナンバンギセル A. indica(野菰)『中国本草図録』Ⅴ2314
オオナンバンギセル A. sinensis(中國野菰)
本州・四国・九州浙江・安徽・福建・江西に産 『週刊朝日百科 植物の世界』2-134
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ハマウツボ科 Orobanchaceae(列當 lièdāng 科)については、ハマウツボ科を見よ。 |
訓 |
ナンバンギセルなどの名は、桃山時代にタバコ・喫煙具が渡来してから。 |
説 |
北海道・本州・四国・九州・琉球・朝鮮・臺灣・華東・湖南・兩廣・四川・貴州・雲南から熱帯・亜熱帯アジアに分布。
埼玉県では絶滅危惧Ⅱ類(VU)。
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ススキなどイネ科植物のほか、ショウガ・ミョウガやスゲ属の植物の根に寄生する。 |
誌 |
『万葉集』に、
道の辺のを花が下の思草(おもひぐさ)今更に何(など)物か念(おも)はむ
(10/2270,読人知らず)
とある思草は ナンバンギセル、を花(尾花)は ススキ。 |
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